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【ニセのアイデンティティ】人生が変わる、疲労回復とは④

執筆者の写真: Saori UshijimaSaori Ushijima

更新日:2021年6月8日

こんにちは!

私の住む福岡では昨日、今日ととてもさわやかな気候で、

つかの間のほっとした時間を過ごせています。

もう、夏の空気になってきましたね。


のんびりとつづる、このブログも、

のんびりと続けていこうかなと思えています。


さて、今日は、ニセのアイデンティティについて。





人間は、ストレスによって24時間緊張ホルモンが出続けた結果、

「ぐるぐるといやなことを考え続ける」状態になり、

いつしか緊張ホルモン自体に依存する状態になります。


すると、その「いやなことを考え続ける」自分こそが自分なのだと、

だんだんと「自己像」がゆがんでくることがあります。


考えること、そして理解することはとてもとても大切ですが、

緊張ホルモンによって得られた洞察は、時にかたくなで、

時に周囲の人たちとの分断や、孤独感を生むことになります。


「これが自分だ」「考え続けないと、成長できないんだ」と思う一方で、

「誰かに助けてほしい」「誰にもわかってもらえない」と苦しむ。

これを私は「ニセのアイデンティティ(自分はこういう人間だと思うこと)」

と呼んでいます。


ニセのアイデンティティを持った人には、ある特徴があります。

それは、いろんなイメージや概念が、「くっついて」いること。


私たちは、ある言葉や事象に、無意識にイメージや概念をくっつけて

いることがあります。

たとえば、「コーヒー」に「休憩」がくっついていたり。

「アルコール」に「何かを忘れさせてくれるもの」がくっついていたり。


生活に支障がなければいいのですが、ニセのアイデンティティを持つ人は、

ネガティブなくっつき方が、ほかの人と比べて多い感じがします。


「加齢」と「衰退」がくっついていたり。

「仕事」と「いつか恥をかく」がくっついていたり

「恋愛」と「失敗」がくっついていたりします。

本人が、まったく意図していないところで、それらは影響を及ぼします。


「加齢」は「ひとつ歳をとる」というだけのことですが、

どうしても「衰えていく」「何もできなくなっていく」「醜くなっていく」

というイメージが、セットになってどーーーっと押し寄せてくるのですね。


生活のほとんどが、このようなイメージを伴っていたらどうなるでしょう。


「日曜日」に「また何もできない日」がくっついていて、

日曜に起きた瞬間から、

「今日も何もできなかったらどうしよう」

「あれをして、これをして、これもしたい。でもできないかもしれない」

「できなかったら夜にこんな思いになるだろう」

「ああ、今日もだめなのか、自分がダメにならないようにどうしたらいいんだ」

と、ぐるぐると考えてしまいます。


「日曜日の朝!おはよ!」

だけの人とは、思考量も、かけるエネルギーもまったく違ってきてしまいます。

思考にエネルギーをかけているから、

当然、日曜日にイキイキと活動できる力は残っていないでしょう。


それでまた自分を責める、というループ。

これこそ、自分で緊張ホルモンを効率的に生み出せる

永久マジカル機関なのです。



これをやめられる、としたら、どうですか?




この話をすると、

「いや、私はもとからネガティブな人間だ」

という方もいらっしゃると思います。


でも、本当にそうでしょうか。

幼いころ、何も考えず、何も心配せず、何かに没頭した経験はないでしょうか。


アリの隊列を追いかけたり、噴水の水で遊んだり、

海の波とたわむれたり。

そんな時、そのネガティブな思考はめぐっていたでしょうか。

いつしか、人生のある時点から、はじまってはいませんか?


止められないネガティブな思考は、トラウマ症状です。


本来のあなたではありません。

明るい人もそうでない人もいるけれど、

その人なりに楽しんで、ニヤニヤニコニコして、想像して、

毎日を楽しめるはずなんです。


本当は、カウンセリングに来て、一緒にその状態を探したいけれど、

その前に一人でその状態を体験できるように、

次回からはいくつかの方法を提案したいと思います。


トラウマに耐えて、よく頑張ってこられました。

もう、自由になっても、いいんですよ。

 
 
 

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