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執筆者の写真Saori Ushijima

【質問】12歳です。親にリスカを怒られました。

こんにちは!

キンキンとする寒い日が続いていますね。

心の調子が悪いと、寒さで落ち込んでしまうことも多いですが、

みなさんいかがでしょうか?


私は自宅でぬくぬく過ごすことも多いのですが、

今、幸せな環境にいるからこそ、がんばっていた昔の自分が

とてもいとおしく感じますね。


さて、今回はQuoraでいただいたご質問の私の回答をご紹介いたします。

大人と子どもとのすれ違いは、令和の世に解消されていくのでしょうか。


【質問】


【回答】

うんうん。たぶんですが、リストカットしなきゃいけないほどつらいのに、

さらに「お母さんをきずつけちゃった」という罪悪感(わるいことをしてしまった悪い人間です、という気持ち)が重なって、とてもつからったでしょうね。


お母さんをきずつけた部分だけでもどうにかしたくて、「謝りたい」「謝らなきゃ」と思ってあるのだと私は思いました。


自分がいちばんきずついたからリストカットしているのに、他人のきずつきの方を気にしてしまうなんて、あなたは良い子ですね。良い子ですよ。

たぶん、謝ってもお母さんにとどくことはあまりないのかもしれません。そういうこと、これまでにもたくさんありませんでしたか?それどころか、もっとあなたがきずつく結果となるかもしれません。私はそれを心配しています。


身体を粗末にすることは「悪いこと」ではありません。それはあなたの身体だから。

リストカットは「悪いこと」ではありません。そうしないとその日を乗りこえられなかったのだから。


じゃあ、なぜお母さんは怒ったのか?


それは、お母さんはあなたと同じように罪悪感を感じたから。「母親として、子どもにリストカットさせてしまうような状況にしてしまった」からです。お母さんはそうだと言わないかもしれませんが、そうだと言えないから、あなたに謝れないから怒ったんだと思います。

人は弱いものですね。


だから、お母さんをゆるしてあげてください。


「私はお母さんが、けっこう好きだよ」


ごめんなさいとか、リストカットやめますとか、言わなくて大丈夫です。お母さんはゆるしてほしいんだと思います。


「お母さんのこと、大好きよ」

って、言ってあげてください。


謝りたいと思うくらいに大切な存在だから、全然好きじゃないということはないと思いますが、好きと嫌いとが同時に心の中にあることはよくあります。その時は無理しないで、心の中で「お母さんをゆるします」と思うだけで十分ですからね。


ちなみに、お母さんが大好きであることを行動で示すのは、リストカットをやめたり、真面目に勉強することではありません。


あなたがあなたの身体を好きなようにして、大切にしたければすることで、

あなたがあなたの人生をあなたの好きなように生きることです。


それを続けて、お母さんをゆるしてあげてください。

お母さんが楽になりますように。大好きが、伝わりますように。


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小中学生から、30代40代にいたるまで、子どもというのは母親や父親をずっと愛し、守ってくれる存在です。自分の身体を傷つけてでも、生きようとしてくれる存在です。


だからって、親が無理する必要はないんですけどね。


でも、絶対的に、子どもは親を愛することで、親を傷つけたり憎んだりすることも含めて全身全霊で、親に愛を教えてくれる存在でもあります。


すべての親子が、心の中でつながりますように。


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