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”ほんとうの私”

執筆者の写真: Saori UshijimaSaori Ushijima

こんにちは。ここ数日、寒い日が続いていますね(油断しなくてよかった…!)

開業したてのカウンセリングルームは、あたたかくて静かな時間が流れています。


さて、今日は”ほんとうの私”について。


衝撃の事実なんですが、わたくし、この歳(どんな歳かは実際に予約して本人をご覧になってみてください☆)になって、つい1か月前に自分の好きな色がわかったんです。

答えは「青!」なのですが、その中でもターコイズブルーとか、セルリアンブルーとか、少しまろみやくすみがあるような色が好きで、そのような色があると雑貨でも食器でも必ず手に取ってしまうことに気が付いたのです。


感動して震えてしまいました。

やっと、数ある色の中で、「私の好きな色」がわかった。

ぼんやりしていた自分の輪郭が、くっきりとしてきた。

私にも好きな色ってあったんだと、充実感に包まれました。


周囲に「私、青が好きってわかったの!」と言ってみても、「へぇ」「そうなんだね〜」と、またたく間に話題は移り変わってしまっていて、なかなかこの感動が伝わらないのが寂しいところです。


昔きら、「好きな色はなんですか?」と聞かれても、

「色って言われても、気分とか組み合わせとかによるしなぁ」

「白とか黒なのかな?よく着るし…でも白が好き!って、ピュアなイメージで恥ずかしいし、黒が好きって言っても しっくりこない。他の色もびみょう…」

みたいな感想しか出てこなかったんです。この輪郭がぼんやりした感じ、わかりますか?


仕事やパートナーですと、とたんにわかりやすくなるかもしれません。


「好きなことを仕事にするって言っても、自分が何が好きかわからないしなぁ…職場環境とか人間関係によるし。」

「営業が好き!って、なんかアツい感じでうざったいし、だからといって事務もびみょう…」

「理想の人って言っても、ちゃんと働いてて優しい人ってくらいしか答えられないなぁ。かと言ってちゃんと働いてる優しい人を紹介されても、好きになれないんだよなぁ。」


まだまだ例をあげればたくさんありますが、好きがわからないって、こういうところに顔を出してきます。

人生の指針に迷い、重大な決定が(重大な決定であるほど)混乱してしまって決められない、妥協してしまって不満を抱える生活になってしまうのですよね。


もちろん、大好きなことを仕事にしなくても、1番好きなプリンスと結婚しなくてもかまわないのです。

妥協であっても「私はこの選択で得られるメリットが『好き』なんだ」という確信に欠け、「自分が決めた」という誇りを持てないことにあるのだと思います。


だから、勉強するよりも朝早く起きるよりもどんな本を読むよりも、私はひとつでも多く自分の「好き」を知っておくことが必要だと思います。

「まぁ好き」とか「好きっちゃ好き」ではなく、確信を持って「好き」といえるものが人生を豊かにしてくれるのです。


仕事やパートナーが難しければ、まずは食べ物とかいかがでしょう。何が好きですか?愛してるほど好きな食材はありますか?(私は牡蠣とエビです!)

私のように色でもいいと思います。見ているだけで潤った気分にさせてくれる色はありますか?


好きがひとつも思いつかない、という人は、嫌いなことをひとつあげてみてください。

人の悪口が嫌いでイライラしているのであれば、

あなたは「安全で尊重しあえる人間関係」が大好きすぎてでも手に入らなくてイライラしているのかもしれません。



「好き」は人生に豊かさと魔法を与えてくれます。

"ほんとうの私"なんて、理屈を捏ねていたらすぐに姿を隠してしまいますが、その成分は100%「好き」でできています。

「好き」をたくさんたくさん集めていたら、必ず出会えますよ。

そして出会えた"ほんとうの私"は、必ず素晴らしいものです。

だって、あなたの好きを集めてできたものなのだから、嫌いになりようがないものなんですよ(*^_^*)




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