最近、転居して、コロナの影響もあり、
自宅で食事を作る機会がぐんと増えました。
食事は食べるのも楽しいし、献立を考えるのも楽しいし、
作るのもとても楽しいです。
食洗器は「神」とあがめています(笑)
さて、カウンセリングで一番大切なことってなんでしょうか、
というのが今日の話です。
クライエント側の方から見ると、どんなことが大切なのかなぁ。
しっかり話を聞いてくれたり、
具体的な解決策を示してくれたり、
人によってニーズは違ってきますよね。
私のカウンセリングでは、
とにかく「楽しい」ことを大切にしています。
無理して笑わせたり、変なギャグを言ったりするわけではなく
(はからずしもスベってしまうことはよくありますが…)
普通に話していたら必ず笑う場面はあるものですし、
私自身がクライエントさんの絶妙な「間」に大笑いすることもあるし、
緊張の強いクライエントさんが、ふとした言葉に
ふわっと微笑んでくれたら、それだけでうれしいです。
クライエントさんのお話をうかがうなかで、
「(この最悪な状況は)もう、笑うしかないですね」と言われて、
「んだねぇ」と、二人で泣き笑いすることもあります。
具体的な解決法を提案したり、
クライエントさんが自分の理解を深めていくことを手伝ったり
することはもちろんするのですが、
一緒に話して楽しいと思ってもらえてからの話だなと
私は自分の肝に銘じております。(`・ω・´)
******
みなさんは、何か習い事をしたことはありますか?
たとえばピアノでもいいし、空手でもいいのですが、
習い事って、楽しくないとそのことに興味がわかないし、
先生が怖いと続けられなくないですか?
ピアノを続けられるのも楽しいからだし、
楽しいと感じられれば、習うのをやめてしまっても、
「これが特技だ」と思えたり、人生の節目節目にもう一度ピアノを買ったり
一生ピアノを楽しめる人生が待っていると思うのです。
カウンセリングも、同じことだと思っています。
人と話す、人に話す経験は、
勇気が要るけれども楽しい瞬間がないと意味がないし、
続けられないし、その後も人生を彩ってくれるものでなくなってしまいます。
もちろん、「○○療法の大家」の先生でしたら、
そんな雑談や笑いがなくてもクライエントさんは治りますし、
満足されていかれるのだろうなと思います。
私はあいにくまだ発展途上のカウンセラーですので(笑)、
市井の学校の先生や、習い事の先生のおっしゃるような、
「学校を楽しいと思ってもらいたい、そして、学ぶことで
人生をより深く、より彩り豊かなものにしてもらいたい」
という気持ちと一緒なのかなって思います。
カウンセリングの極意は、話すことを楽しいと思ってもらえるか。
それ以上は、今のところないんじゃないかなぁって
ぼんやり考えている今日このごろです。
Comments