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執筆者の写真Saori Ushijima

不安にさいなまれる夜に

こんばんは。

眠れぬ夜を過ごしていますか?


夜、寝ようとして目をつぶると、いろんなことが思い出されます。

ああなったらどうしよう、こうなったらどうしよう。。。

あれはああなったんじゃないか、こうなったんじゃないか。

ああ思われているんじゃないか、どう思われているのだろう。


夜の闇が煙幕のように怪物の姿を隠して、

音もなく忍び寄り、耳元に息をかけてくるような

あの感覚。

みなさまも、感じられたことがありますでしょうか。


今日は怖い話をしに来たわけではありません(笑)


そういうとき、どうしたらいいのかな、というお話です。


「今、考えてもしょうがないことじゃないか」

「夜には気分が落ち込むから、そのせいだ」

とわかっていても、圧倒的なリアリティを持ってそこに在る不安は、

いかんともしがたいものですよね。


そんなときは、頭で考え続けていても、なかなか眠れません。


ぜひ、身体の感覚を感じてあげましょう。

あなたの「不安」「落ち込み」は、どんな感覚で感じられていますか?


身体の表面で感じますか?

皮膚ですか?筋肉ですか?内臓でしょうか。


突っ張るような緊張感ですか?それとも泡立つような不快感?

胃の中を、蝶がゆっくりとはばたいているようなザワザワ感かもしれません。

べったりと張り付いたような感じ、電気のように時折走る疝痛。

どんな感覚を、自分は不安というのか、感じてみてください。


感覚がわかったら、ただそれを感じてみてください。

感覚をなくそうとか、感じていたらなくなるのかも、とか、考えず。

頭に仕事をさせるのをお休みしてみましょう。


ただそれを感じていたら、どんな風に変化していくでしょうか?

移動しますか?感覚が変わりましたか?強まりましたか?弱まりましたか?

それを、ぼんやりと追いかけ、味わってみましょう。


集中力はいりません。


ただ、頭が仕事をし始めたら、身体に注意を戻してあげるだけです。


ずっとずっと、ただ自分の身体の感覚に埋没し、楽しんでいきましょう。


もしかしたら、途中で、さらさらなシーツの感覚に気づいたり、

ベッドに深く包まれる感じに気づいたり、

毛布のあたたかさに気づくかもしれません。

それも、ただ感じて、そして飽きたら「不安」にもどっていきましょう。


朝まで、時間はたっぷりあります。

人は暗闇で目を閉じるだけで、肉体的な回復は十分できるとされています。

眠れないこの時間を、ただ身体とともにすごしてみましょう。


これが、「自分を大切にする」という感覚です。


ウソみたいですが、本当です。

自分を大切にするとは、わがままになることでもなく、怠惰になることでもなく、

ましてやお金を使うことでもなく、

身体(存在)を、感じてあげることにほかなりません。


この深夜のこの時間。

だれもあなたを責める人はいません。

たっぷりと、自分を感じてあげましょうね。


おやすみなさい。



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