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”変わりたい”けど”変えさせられたくない”

執筆者の写真: Saori UshijimaSaori Ushijima

すてきー!インテリア大好きです。自分の好きなものしか目に入ってこない、家でもオフィスでも、そんな空間を作るのが大好きなうしじまです。ゆくゆくはオフィスもこんな感じにしたいなあ。


さて、カウンセリングを受けようと思われる方は、例外なく”変わりたい”と思っているのではないでしょうか。

こんな自分を変えたい、

こんな環境を変えたい、

たまに「この人が変わってくれたらいいのに」ということもありますが、突き詰めると「そういう人と一緒にいる状況にある私を変えたい」ということですもんね。人は今までのやり方ではどうしようもなくなったとき、”変わりたい”と思うものです。


しかし、カウンセリング場面では、他人(カウンセラー)に”変えさせられたくない”と思っていらっしゃるな、と感じることもよくあります。どんな提案をしても、「うーんそれはできません」とか、「そういうことじゃないんだよなぁ」とか、「それはしたけど無駄でした」ということ、思うことってたくさんありませんか?


私は、この”変えさせられたくない”って気持ち、本当に大切だと思っています。

だって、”自分で、自分の力で変わりたい”ってことだもんね!!

本当にすばらしいし、尊いことだなあと、提案を拒否されるたびに感心しきりです。

変わることができる、提案を自分で取捨選択できる、という能力の発露であり、その能力があるということの証拠です。本当にすばらしいんです(大事なことなので2回言いました(笑))


「カウンセリングでは助言しない」とされているのも、そういう経緯があってなのかなぁと思います。クライエントさんが自分で変わること、どう変わるかを自分で選ぶことの邪魔をしちゃいけないよね、と思っています。


でも、私はカウンセリングの中でけっこう助言しちゃいます(笑)だって、「それ、いい案だね!」と思って採用してもらえたら、それは回復への近道になるとも思っているから。カウンセラーの提案を受け入れる、という選択肢をとる、というのも、たぶん”自分で変わる”ということの証明ではないかと思っています。


…とか言って、実はクライエントさんに「それはできません」と拒否されると、「ああ…!この人は自分で選んでるぅ…!」とゾクゾクしちゃうマニアな自分もいるからかもしれません笑


その人のチカラを見たとき、感じたとき、私はいちばんうれしいんです。

みなさん、カウンセリングではどんどんNOを突き付けてみてくださいね。それがあなたのチカラなのだから。

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