引きこもりの治し方

こんにちは!

朝晩は冷えてまいりました。

コロナよりも普通に風邪が気になっていますが、

みなさまいかがお過ごしでしょうか。


さて、今日は引きこもりの治し方について。



何の縁か、私は10年ほど引きこもり支援にたずさわってきて、

そして今でもさまざまな事情で社会になじめない方と

とっても仲良くしていただいています。


何の縁か、というのは、私自身はものすごく社会に出たかった人だったから。


経済的にも社会的にも自立できていないというのがきゅうくつで、

そして大人は私を「守る」というよりは、「侵害する」ものに思え、

お金や、権利や、過ごし方を他人にコントロールされたくない、

早く家族や学校や年齢の縛りから解き放たれたいと思い、

どちらかというと生き急いできた人生だったからです。


だからこそ、引きこもりの方々と話すようになってから、

最初は「そんなに嫌ならなんで外に出ないんだ」と、不可解というか、

怒りにも似た気持ちを持っていた時期もあります。


でも、たくさんの当事者の方々にお会いしてきて、

本当に私は人間観というか、世界観が変わりましたし、

とても大切なことをたくさん教えてくれたなと感じています。


私が生き急ぐことで自分を侵害するものから自分を「守っていた」のと同様に、

引きこもりの人は引きこもることで自分を侵害する者から自分を「守っている」ということ。

そして、それはとてつもない頑張りと、不安と、罪悪感をともなうということ。


引きこもりの原因はないこともあるし、特定できないことも多いですが、

はっきり言えるのは、「自分を守っていた引きこもり行為が、いつしか自分を攻撃しだした」ということです。

一旦、自分の部屋ですごすことで自分を守っていたのが、いつの間にか部屋から出られなくなり、外が怖くなり、引きこもるということそのものが不安の種になっていく。


そう思うと、幸せになれると思ってした結婚や、やりたくてやりはじめた仕事がいつしか自分を攻撃することなどたくさんあるわけで、特に引きこもりの方々が特殊でとても難しい存在であるわけがないのです。

私たちは、同じ人間なのです。


…前振りが超長くなりました。いろんな方と出会い、いろんな本や論文に目を通して引きこもりのメカニズムについて勉強してきましたが、治し方はひとつだけだと思います。


「普通の話をすること(評価せず・されずに)」。


引きこもりのご家庭は、「これからどうするつもりなの」という重大な話題は多いですが、普通の話があまりされないことが多いです。


あなた(子ども)が何のアニメが好きで、何のゲームにはまっていて、それのどんなところがおもしろくて、誰が推しで、疲れたらどんなことをしていて、最近見る夢はどんなのが多くて、今日は和食の気分か洋食の気分か、甘いものが食べたい気分か、それともたまには激辛が食べてみたいか。


引きこもりであっても、たくさんたくさん、「普通の話題」はあります。

それに評価(アニメを見てはいけない、楽しむ価値はあるかないかとか、引きこもっているのに食べたいものを食べてはいけない、など)をくっつけず、素直に話せること。

素直に話せて、時々笑うことのできる環境こそが、引きこもりを解決する唯一であり最良の手段だなと思います。


ご家族は、引きこもりを何とかしたい一心で、「普通の話をすれば何か変わるかも」という期待をこめてしまったり、ついつい評価してしまったりして、なかなかうまくいかないことも多いかもしれません。

「うちは普通の話はできるけど、ちっとも引きこもりが治らない!」という人もいるかもしれません。(それは1ステップ上の、腹を割って話すという局面かもしれません)

でも、普通の話ができて損なことは何もありません。疲れたら、カウンセラーにその役割を交代してもらうこともできます。


だから、私はカウンセリングでたくさん普通の話をします。

毎日起きている、「くだらないこと(これも評価ですね)」が、宝物の在りかであることを知ってくださいね。

あなたの人生にありふれている「普通」は、あなたを癒す力を持っています。

ぜひ、お話に来てみてくださいね。


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