どうも、幼少の頃から寝ることが大好きで、
泣き叫ぶ弟の横でスヤスヤ寝ている写真がいっぱいある、うしじまです。
根が怠け者なんです~!
何かで聞きましたが、
占いで「根は真面目」と書いてあると当たっていると思う、
というのはとても日本的だなあと思います。
みんな、真面目なんでしょうね。素晴らしいですね。
真面目だからこそここまで日本は繁栄できたのだろうし、
ここまで便利で清潔で豊かな暮らしが実現しているのでしょう。
見えないところで頑張ってこられた先人、
今まさにいろんな仕事やサービスを提供しておられる皆様へ、
本当に尊敬と感謝を送りたいと思います。
ただ、私は本当に怠け者なんです。。。
ずっと寝ていたいし、時間通りに動くのが苦痛だし、
書類とか手続きとか苦手だししたくないしやらないし。
クライエントさんのため!と思うとできますが、
自分のことになるとほんとーーーにダラダラしてしまいます。
なのに楽しいことばっかりやりたがります。
楽しいことすら怠け心に負けます。
そんな私でも、
「生活を安定させねば!老後が心配だ!」とか
「もっともっと大変な思いをしないと苦労が語れない!」などと思い、
なぜか真面目に16歳からアルバイトをして自分の小遣いは自分で稼いできました。
大学時代は生活費はすべて自分で稼ぎ、
大学院にいたっては、学費もすべて自分で稼ぎました。
だから、私も昔、「私は根が真面目だ」と思い込んでいましたし、
誰にも頼らず苦労した自分を誇りに思う自分もいました。
たしかにそれらの過去はがんばったなあと思うんですが、
同時に大きな弊害も生み出してしまいました。
「怠けたい」と思うことや、怠けた自分を責め続ける。
いつも、いくらやっても「自分は怠けているのではないか」という不安がある。
それらの不安や自責感を抱えるのに疲れて、実際にはあまり動けない。
そして、がんばっていない人、怠けている人を心の中で見下して責めてしまう。
性格、悪かったです涙
完全に意識高い系でした。
「日々アップデートしなきゃダメなんだよ!」
「努力して自己研鑽しつづけるのがカウンセラーの責務だよ!」的な。
(こんな言い方はしていませんでしたけど。)
でも、いくら意識高いことを言っていても、
心の中では不安や自責感や周囲への怒りがうずまいていて、
結局疲れて、たいした結果は残せないまま、口だけ偉そうなことを言っていました。
思春期の頃からよく思っていたのは、
「自分のペースでいいんだよっていうけど、世間は待ってくれないじゃないか!」
でした。
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しかし、来ましたよ。
2020年、コロナ禍が。
わたしはそのとき、心療内科に勤めていたので、
正直生活はまったく変わりませんでした。
でも、朝の出勤途中や、休みの日の買い物なんかで街を通ると、
日々減っていく人出や、閑散とした駅、明かりのついていない店舗を見て、
ちょっと、ほっとしたんです。
正直に言います。ちょっとほっとしました。
ああ、下りのエスカレーターをひたすら駆け上がるような人生を送らなくてもいいんだな。
いつもいつも、「努力研鑽」「拡大」「繁栄」「成功」を追いかけなくても、いいんだな。
みんなちょっと休むときがあってもいいんだな~って。
そして、退職と開業で私自身も物心ついて初めて休む期間ができて、
「ああ、私って怠け者なんだな~」って、気づくことができました。
そして、怠け者であることを受け入れたら、なんだか楽になりました。
怠け者であることを責める自分がいなくなり、日々を楽しめるようになりました。
もちろん、このコロナ禍にあって、大変な思いをされている方も多いと存じます。
経済的にも健康的にもおびやかされている方が多いことを。
でも、この潮流のもう一つの側面として、
「いっかい、休む」というのもあっていいのかなあと思います。
私たちはずっとずっと、拡大繁栄を目指して、急き立てられて生きてきました。
以前、私の住む博多の博多駅では、いつもいつも人が飽和状態で、
ちょっとお茶を飲むにも苦労していました。
人の喧騒が絶え間なく、ぎゅうぎゅうの店内にひしめいて座り、
店のネオンや食べ物のにおいや工事の音やホコリが空間に詰まっていました。
実家は田舎で、普段から人の往来が少なかったです。
以前は、拡大繁栄に失敗している「閑散」があたりに立ち込めていました。
しかし今は、閑散を受け入れ、おだやかに過ごす「静謐」が詰まっています。
拡大繁栄も、とっても素晴らしいことですし、
この今の自粛状態がよろこばしいことであるとは決して思っていませんが、
ここでいったん、休むことができる経験は、
それは大切なものになるだろうなあと思います。
「経済的に健康的に立ち行かなくなる人の気持ちは?!」とも言えますが、
それもみんなで考えていきましょう。一緒に生きていきましょう。
だって、休んだら、立ち上がる体力だって回復していくのですから。
不安や不満をひろって歩かない。
それも生きていくうえで大切な習慣ではないかなと思います。
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