こんにちは!
正月気分もいい加減うすれてきまして、
日常に戻った世間を感じてちょっとさみしいうしじまです。
今日は、怪しいタイトルですね(笑)
催眠って、いまだにこんなイメージじゃないかなと思います。

私もです(笑)
でも、催眠状態(トランス)って、日常生活のどこにでもあるんです。
映画やゲームに夢中になったり、
焚き火を見たり、暖かいお布団に入って落ち着いた気持ちになったり、
笑いがとまらないことを「ツボに入る」って言いますが、
あれってまさにトランスです。
スポーツ選手が非常に高い集中力を発揮することを「ゾーン」と呼びますが、
あれは一種のトランスです。
私の心理療法の基礎は、このトランスに出たり入ったりしながら、
楽しくトランスに親しんで、トランスを身に着けようよってことなんです。
「私の人生は困難だらけだ」
「私はいつもうまくいかない」
「他人は変わらない、変わってくれない」
などは、ぜんぶ暗示なんです。
自分でその暗示にかかって、トランス状態のまま生きているんだと
私は思っています。
さて、その暗示から抜け出すことは、暗示に気づくことも大切ですが、
本当に大切なのは、その暗示との「お付き合い」だと思います。
「いなくなれ!!コノ!!コノ!!」
と振り払おうとしても、暗示は強くなるだけですし、
「あぁ…この暗示からは逃げられないんだ…」
と無力になっていっても、暗示はますます強くなっていきます。
自分が握りしめて、信じたくないのに信じている暗示を手放すこと、
それには、暗示を受け入れた自分を受け入れ、
暗示にかかっていた自分と対話し、対等に話し合うこと。
そしてそれには、「楽しさ」が必要であると思っています。
この、暗示と対話するコツが、みなさんなかなか難しいんですねぇ。
なんか、頭でこねくり回しちゃうんですね。
拒食症の方などは、「太っている自分には価値がない」という暗示が
ガッツリ入っています。
でも、この暗示と1人で戦おうとすると、
「客観的に見れば…数値で見れば…いや美しさの価値観とは…」とか、
すごく思考して疲れてしまうことが多い気がします。
まぁ、感じるより考えるのが得意なのが、摂食障害の方の特徴でもありますが。
究極、この対話のコツをつかむ練習が、カウンセリングなのではないかと思います。
カウンセラーの助けを借りながら、
今までは必要だったけど、もう必要なくなった暗示を手放す。
そういうことができるのが、現代催眠であり、カウンセリングなのかなと思います。
今日は久しぶりに真面目な回でした(笑)
あなたはどんな暗示にかかっていますか?
教えてくださいね。
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