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【質問】精神科やカウンセラーの方たちは、毎日「深刻な心の悩みや症状」を抱える人たちと会うことで、ご自身が精神的におかしくなってしまわないのでしょうか?

こんにちは!今日は久しぶりに、Quoraで寄せられた質問への回答をご紹介します。

優しい人がよく抱くご質問、

「カウンセラーは腹の底で何を考えているか」

どうぞお楽しみください(笑)


【質問】精神科やカウンセラーの方たちは、毎日「深刻な心の悩みや症状」を抱える人たちと会うことで、ご自身が精神的におかしくなってしまわないのでしょうか?



私のクライエントさんは本当に優しい人が多くて(ありがたすぎて涙が出る)、たまにお気遣いいただいて同じような質問をされるので、私なりに回答したいと思います。


その前に、ちょっと複雑な話になりますが、「深刻な心の悩みや症状について語る、またはそれが非言語的にありありと伝わる」という段階は、まだ治療の入り口ないしは寄り道であり、苦しい体験や怒りや苦しみを言葉にすることそのものには意味と効果がありますが、「それを語ることで治るわけではない(治療に必須ではない)」という風に私は考えています。


極論を言えば、「語らなくても治る」ということも充分可能だと思うし、むしろ「語らないこと」にも意味があると思います。


不登校や引きこもりの方と「なぜそうなったかという辛い体験」を話してもらっても、「スッキリしました!明日からがんばってみます!」となることは、経験上一度もありません。むしろ、段階が進んで元気を取り戻してきたときに、「実はこんなこともあって…」と寄り道のように振り返るように語る方が多い気がしています。


何らかのトラウマ体験も、それを話して涙して、洗い流されたような気持ちになることは滅多にありません。(繰り返しますが自発的に言葉にすることは意味がちゃんとあり、無駄だとは思いません)、もし「語ること」が治ることに直結するならば、レイプの被害者が裁判や警察の事情聴取にあれだけ苦しむはずがありません。


そんなこんなで、私はクライエントさんが話したいと思って話すことは何であれ真剣な共感を向けますが、「悩み苦しみを語らせることと、その内容」について治療上あまり重きをおいていません。


大切なのは、悩み苦しみを語ったあと、カウンセリングのあとに訪れる「日常をいかに楽に、快適に過ごせるか」だからです。


じゃあ、クライエントさんが悩み苦しみを話してあるときに私が何をしているか、というと。


よく言われる「共感」は半分くらいです。痛み、苦しみ、堂々巡りの思考、恐怖、それをカウンセラーが一緒に体験することはとても大切ですが、それだけだとカウンセリングを受けた意味はあまり発揮されず、クライエントさんの中に「そんな状態の私、お先真っ暗感」が残ってしまいます。


私がもっとも大切にしているのは、「そんな体験をしても、それでもこの人が自殺せず生き残ったのはこの人にどんな力があり、才能があり、可能性を持っているからなのか」ということです。それを探すこと、そしてそれを病気やトラウマによって全力で否定している相手の脳みそにどうやって気づいてもらえるかを、常に常に模索しているのです。


だから、うつむいてため息をつき、私なんてもう嫌だ死にたい誰も信じられないと語るクライエントさんの姿が、私にはとても美しく映ります。


だって、それでも何とかして生きてて、何とか改善したいと勇気を出してカウンセリングで語ることができているんですもの。私より数倍も、魂の段階が上なんです。


その力や、才能や、自分の美しさに今は気づいていないけれど、私にはとてもまぶしく、心から応援したいと思う。


毎時間、その繰り返しです。


だから、肉体的に疲れはしますけど精神的にはおかしくなるどころか、日々潤って元気になってしまいます。感動の嵐なんですよ。クライエントさんが帰った後、オンラインで退室したあと、1人で「かわぃいいい!」「しゅごおぉおおい!」と悶絶していることは内緒です!(わりとガチでしてます)


こんなすごい人いるんですよー!と自慢したいクライエントさんがたくさんいるのですが、守秘義務が憎い……!!笑


これは僭越ながらで恐縮ながらでお恐れながらなのですが、もしクライエントさんの負のエネルギーに当てられてしまうカウンセラーがいたら、それは相手の「問題」ばかり見ていて「可能性」を見ていないか、カウンセラー自身が生活に追われて自分を大切にしてあげる時間がとれていないことが多いのではないかなぁと思います。


カウンセラーも、ご自身を大切に!


長くなりましたが、どんな体験でも、どんな状態でも、全然私は平気なので、むしろそんな状態でも来てくださったことに感謝しかないので、辛い時こそ来てくださいね!お待ちしております♡


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とういうことで、カウンセラーの腹の底はいかがだったでしょうか?


「辛いことの詳細」は、共感や思いを添わせるためにもお話してほしい内容ではありますが、微に入り細に入り聞くことはないですし、話したくないことは話さなくて良い、というのが私のスタンスです。


明日も安心して、カウンセリングに来てくださいね。

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