こんにちは!
一気に冬になりましたね~。
寒いのキライ…沖縄に逃げたい…。そんなうしじまです。
さて、今日は、「カウンセリングに行くと、話したくないことまで話さなきゃいけない?」という疑問について。

ありますよね、トラウマ症状に苦しんでいるけれど、どんなトラウマだったか話したくない、話すのが怖い。話す勇気が持てない、など。
イメージでは、カウチか何かに寝そべって、起こった出来事を事細かに話して、カウンセラーが「それで、どうしました?」などと質問して…と。
カウンセラーのとる方法によっては、そういったことが必要なときもあります。
詳細に話すことでもう一度体験しなおして、「今の私は大丈夫だ」と確認していく作業は、それなりに効果が認められているものでもあります。
しかし、私のカウンセリングでは、必ずしもすべてお話ししていただく必要はないと考えています。初回なら、特に。
私のカウンセリングの初回は、必ず
「今日お話ししたいこと、今困ってあることはなんですか?」
とお聞きするところから出発します。
そのお答えは準備されていてもかまいませんし、その時思いついた答えでもかまいません。
これは、アメリカの短期療法(ブリーフサイコセラピー)の出だしが、
「How can I help you?(私にどんなお手伝いができますか?)」
と始まることから端を発します。
ブリーフセラピーは、スラムなどの過酷な環境にある人々に対して、「トラウマがどうとか言ってもしょうがない、『今』楽になることが必要だ」という考えから生まれた心療方法です。私もこの考えにとても同意します。
今苦しい症状、生きづらさ、違和感、解決したい問題が何かということ。
それがトラウマと関係しているかもしれないし、関係ないかもしれない。
だから、トラウマや原因はとりあえずおいておいて、
「今」解決したいことを常にお手伝いをさせていただくことが大切だと思っています。
一方で、一人で考えていると煮詰まってしまうし、自分の心の奥底がどうなっているのか知りたいという気持ちは、人間の自然な欲求であると思います。
そのときには、トラウマやつらい過去を、できる範囲でやさしく解放してあげることもお手伝いしていければいいなと思います。
もし、カウンセラーにも絶対に言えない、ということでしたら、そうお伝えくださってもかまいません。
ただ、「辛い経験は一切ないです」とおっしゃったり、隠していらっしゃる場合には、私はエスパーではないのでトラウマが隠れていることがわかりません。あなたを少しでも早く楽な毎日に届けていくために、ご協力くださるとうれしいです(*^_^*)
私のカウンセリングは、大掛かりな催眠術をかけたり、「実はあなたはこう思っている」という解釈をしたり、そういったことはいたしません。本当に普通の対話です。トラウマ症状だと思ったことには、そういった症状をやわらげるためのワークのご提案などはさせていただきますが、やりたくない・効かないなどの気持ちは最大限尊重し、話し合いながらすすめていきたいと思っています。
そこに、大枠で「どんな出来事だったか」をお聞きすることはありますが、微に入り細に入った説明は必要ではありませんよ。
安心して、お話に来てくださいね。
また、カウンセリングに対してわからないこと・不安なことがあればいつでもお気軽にspirospero.fukuoka@gmail.comまでご連絡ください。お待ちしております。

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