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執筆者の写真Saori Ushijima

愛情のすれ違いと「おいしいもの」

過去に投稿したこともあるのですが、

ストウブというお鍋を愛用しております。





昨日、ストウブでフレンチポテトサラダを作ったら、めちゃくちゃ美味しかった!!

フレンチポテサラはマヨネーズをつかわずに、バルサミコ酢とマスタードとはちみつで味付けします♡

ストウブは、とても厚みがあるお鍋で、野菜やお肉の水分のみで調理できるんです。

お水を入れずにジャガイモの水分のみでできたポテサラは、おいもの味がとても濃厚でした!


これはある雑誌の統計なのですが(だから全く学術的ではないのですが)、

世界の人々に「一番幸せな時間は?」と聞いた時、

欧米ではだいたい「セックス」「妻(夫)と触れ合っているとき」なのですが、


日本では断トツで「美味しいものを食べているとき」なんだそうです。


カップルのふれあいの幸せ指数が低いのはそれはそれでどうなんだと思いもしますが、

日本人にとって「美味しいもの」というのはとても大切なのでしょうね。


外国人にとっての「I LOVE YOU」は、

日本人にとっての「ちゃんと食べてる?」だと聞いたこともあります。

お子さんを独り立ちされた方は、よく聞いていらっしゃるのかもしれません。


「私は別に食べるものに興味がない」という方もいらっしゃるでしょうし、

発達の偏りで食べられるものが少ない方もいらっしゃいますし、

美味しいものが普遍的な価値を持つものではないかもしれません。

仕事や悩みで、食べるものどころではない方もたくさんいらっしゃると思います。


でも、私は日本人の性格や愛情表現は、食事にとてもあらわれると思います。


正しい栄養や正しい作法や正しい調理にこだわりがある人

一度好きになったらずっとそれを食べる人、そして急に飽きたり(笑)

献立を考えるのが好きな人、苦手な人

作ることが好きな人、食べることが好きな人。

本当は食べる方が好きだけど、「親だから」とがんばれる人。


がんばって栄養を考えて作っても、5分でペロリと食べられちゃったり、

「おいしいね!」と味わって食べているけど、作り手はそれほど料理が好きでなかったり、

お互いの気遣いがすれちがってしまうこともあります。


自分が「愛情だ」と思ってしていることは、相手の欲しい愛情表現ではないかもしれない。

でも、毎日がんばっているその愛情表現は、いつか相手にとどくかもしれない。

本当はがんばって作らなくても、毎日ピザでもいいかもしれないし、

手の込んだ料理は、子どもが成長してからその労力と価値に気づくかもしれない。


人間関係は、おいしいものをめぐる周辺にとても良く表れるなあって思います。


おいしいものだけではなくてもいい。

あなたの愛情表現はなんですか?

相手の愛情表現はなんでしょうか。


あなたの作った「おいしいもの」が、相手の元気のもととなりますように。

あなたが「おいしい」と感じることが、作り手の元気のもととなりますように。

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